「オラッ!しげる!お前の好きなスタースクリームだぞ!まんじりともせず受け入れろッ!」 私はいつも通り、ヘリポートに見立てたしげるの乳首に玩具を着陸させた。しかし今宵の彼は何故だか乗り気でなく、あまり浮かない表情で「どうした?しげる?デバステーターのほうが良かったか?」 するとしげるはゆっくりと上体を起こし、乳首の上からトランスフォーマーを引き剥がしながら、言った。 「結婚するんだ……」 その一言で、私はすべてを悟ってしまった。長年に渡って続けられてきたこの秘密の遊戯が、ここまでだということに。 「おめでとう……」 声が掠れたり裏返ったりしないよう、心を砕きながら私は彼を祝福して「最後に……君の乳首にレゴのデススターを着陸させても良いかい?」 しげるは頷き、私はバレーボールほどの大きさを有するブロックの塊をしげるの乳首に落下させた。 デススターは乳首の硬度に耐え切れず、ざらざらと音を立てて無残に飛び散った。私たちの過去と、いつか在ったはずの未来とともに。