晴れた日のカフェのテラス席。 ウェイトレスにしか見えないスプリングフィールドが、柔和な紳士にしか見えない初老の男を刺殺。頭巾とエプロンを外し、人混みにまぎれた。 「十年かかったが…裏切りの代償だ」 後部座席の社長が独り言にしては大きな声で呟いた。 「出します」 俺がアクセルを踏み込んだ時、本物のウェイトレスの悲鳴が聞こえた。