朝の寒さにふと目が覚めた。 外はしんしんと雪が降っている。 しかし、思ったより寒さを感じなかったのだ。 三日月宗近は寝ぼけながら辺りを見渡し、驚いた。 布団を囲うようにホッカイロが置かれ、 それはもう、一種の術式のようであった。 さらに乾燥防止であろう、加湿器が静かに動いている。 そしてそれを行なった幼子は 猫のように丸くなって 三日月の腕枕ですやすや寝ている。 微笑ましいと幼子の髪を撫でると ふにゃりと笑った気がした。 心地よい空間に包まれながら、ふと呟いた。 ....あつい。 じじいは脱水症になりすい故、危険だ。