例えば「なまえのない感情」まで読んだ後にもう一度最初に戻って「時告鳥」を読むと、実は同じ時系列の話を前者ではマーヴェリックが、後者ではルースターが語っているようで何度も読み返して見比べてしまいました。でも後者のラストが二人の離別の後、再会する以前のブラッドリーの受け取ってもらえなかった想いへのやるせなさで終わっているのに対して前者ではその先の、ブラッドリーに二人で生きていくことを求められて困惑しているマーヴェリックの、でもきっとその手を取るんだろうと予見させてくれる終わり方がとても良くて良くて…! 読後の幸福感がすごかったです。さらにその先に待っていた購入特典の作品に完全に満腹にしていただきました。 また、「CALL」、「ネコ科のツメ」、「なまえのない感情」の間にはルースターの由来やグースのコールサインが、「ネコ科のツメ」と「銀河飛行」ではグースの思い出が共通している!と勝手に発見を楽しんでいます。