加虐心、勇作さんへ所有欲を持ち始める所も、あれ程に立ち入らないようにしていた母屋へ堂々と入って行くところも悲惨な生い立ちに全く影響されない尾形の図太さ、肝の座り方を垣間見えて嬉しくなりました。番ったあとの尾形の「運命」発言は生きるための嘘だったのに対して本妻が亡くなった後、ヒートの時に振り返る「運命」は彼自身がそうであって欲しいとの願いに変わっていたのが素晴らしかったです。少し話の流れが前後しますが、勇作さんが母上の亡骸を前に彼女がずっと正気であったことの根拠に「最後まで化粧が完璧だった」と挙げたのも奥ゆかしくて好きです。兄弟で交あうことの滑稽さ、小学生にして性を体感する奇怪さ、母の死んだ日にヒートが来る非情など全てが全て悲しくて美しいです。勇作さんが尾形に冬を見出し尾形が勇作さんに春を見出しているのが凄まじいです。すみませんまだ最後まで読んでいないのですが、衝動のまま書かせていただきました。じっくり大切に彼らのラストを見届けたいと思います。あなたが一番です。大好きです。これからもまつやま様がご無理なさらない範囲で創作活動を続けていただけましたなら重畳に感じます。乱文失礼致しました。