サイト内小説「瞳の中にブラックホール〜」の内容をお借りしました。 You/BB ふらり。 隣に座っていた恋人が何も言わずに立ち上がり、外へと向かう空気を出していた。 お前も俺に背を向けるのか?何も言わずに? 思わず服を掴む手に力が入る。ぎちり。 少しのやり取りの後にまた座ってくれたからとりあえずは一安心か。 そう思っていたところに予想外のものを撃ち込まれた。 「俺たちって付き合ってる意味あるのか?」 着弾したソレに俺は為す術もなく墜ちるしかなくて。 ぽろぽろと彼が抱えていた不安を差し出してくる。俺がどんなにお前を想っているかも知らずに。 いや、彼に教えなかったのは俺だ。 だって、俺が抱える愛情は彼に比べて重すぎる。きっとこれを抱えたが最後、彼はもしかしたら俺の横に並んでくれなくなる。 また、ひとりになる。 そんな事になるくらいならと、慎重に。 差し出すアイに怯えられることのないように。 でもこの関係の名前に恥じない付き合い方を。 そう心がけて接していたというのに。 それなのにそんな事を言うのか。 それなら、もう、いい。 我慢なんて、知るか。 雄鶏の愛を思い知れ。