リーゼ 貴女には鶴丸殿といふ來世を約束した方がゐるのだから、僕はここで貴女にさよならといゐませう。貴女のその美しい眦や唇を愛おしいと思ふ此氣持ちには蓋をして、初夏のことよ、となかつたことにしてしまゐませう。今世で僕を2番目にしてくれたこと、それだけでおかしなことに僕は安らかに死ねる心地になるのです。最後に少しだけ我儘を溢してしまうなら、次の世の、またその次の世に、もういちど僕を弐番目に選んでくださらないだらうかと、呼吸の隙間に、思ゐます。 リーゼ、我が靑春は永遠の薔薇園に閉じ込められてゐるやうだ。 來來世では藥指分取つてやるこつそり大好きなヒョロワーより