① さとこ様こんばんは。「ジュウサンヤ」を拝読し、とても素敵だったので感想をお伝えしたく、メッセージをお送りしております。 ※大変申し訳ありません、お伝えしたい感想が長すぎて4回に分けてお送りします……。 まず、文体が本当に好きです。漱石の『夢十夜』や乱歩のような、淡々とした語り口で、しかしおぞましくもうつくしい幻想のかたちを削り出していて、読んでいてうっとりするほどでした。例えば首の落ちるシーンだとか、血を被って陽の下で笑う遠野だとか、とにかくグロテスクなシーンでも、ぞっとするのにさぞうつくしいだろうなあと思えて、常に耽美で、心の底から尊敬します。風景や小物などの繊細な情景描写(実際に散弾銃で撃ったシャツなどが実在するのでしょうか?すごく好きです)と、それでいて語りすぎない行間の塩梅があまりにも上手く、没入できて、どのお話も違うぞわぞわを感じるようで最高でした。なにより、一貫して君島視点で進むのが、遠野篤京の底知れなさをつよく感じて大好きでした。 →