降魔祭の前日に事件が起き、祝い事どころではなくなったペルペトゥムの面々。別件で出ているソロモンの代わりにアジトからの差し入れを持ってきたバルバトスは、帰省がおじゃんになったガープに気の毒そうに言う。 「キミも大変だね」 「気にするな、連絡ならコルソンに頼んだ」 返しながらもガープの声には心なしか覇気が無い。 「…帰りたい、って顔に書いてあるよ」 含み笑いと共に言うバルバトスに 「貴様…余計なお世話だ」 渋面を深めるガープ。正直、郷里の事は気掛かりだが、この男の来訪で寂寥が幾許か癒えた事は黙秘しておく。 「この後俺も様子を見に行って見るよ。手土産もあるしね」 「……口説くなよ?」 「ん?キミを、かい?」 悪戯っぽく笑むバルバトスの言葉に、「なッ!?」と赤くなった顔で反駁するガープ。 「バルバトス、貴様酔ってるな!」 「ふふっ、バレたか」 「…あまり浮かれていられる状況じゃないんだがな」 「まあまあ、こんな日に少しくらいの息抜きは必要さ、キミもね」 そんなやり取りを交わしながら、休息のひと時は過ぎていく。 メリークリスマスきや様。どうか良い年の瀬をお迎えになりますように。