フィガファウのオタク賢者です。「私はあなたを待っていた」を読みました。言葉に出来ないほど感動しました…ずっしりとした読了感に、ただただ浸らせて頂いています。子猫の話を読んだ時、まさかこのような形で帰結するとは思いませんでした。記憶を消した2人が、師弟として出会う描写で終わった時も、うわーっと叫びたいほどその繋げ方に感動しました。語彙力と情景描写が、文学作品を読んでいるような気持ちになります。言葉運びや語感の取り方が、近代文学の名作のそれで、想像の余地が含まれた難解さを残しつつ、リズミカルな文章を堪能させて頂きました。フィガロの過去への非常に細かい想像力、脱帽です。子供のフィガロとファウストのシーンが凄く好きです。保護者としてフィガロを見るファウスト、しかしその言葉の端々にフィガロの教えが覗いてしまうのが、鶏が先か、卵が先か…と、無限機関になっているのが好きです。師弟時代の2人には思わずにっこりしました。真面目すぎる弟子にデレデレの師匠、本当に可愛いです。互いが互いの人生にどうしようもなく食いこんでいるのが最高でした。字数が足りません。素晴らしい作品を本当にありがとうございます。