「今度は大丈夫だって。元気、出しなよ?」 深夜の合宿場にて。しげるはドルガバを畏敬するチャラ男を慰めていた。なにせ「異文化」ともいえるほど文化的な障壁を差し挟んだ二人である。対話は不全気味だった。それでも手練手管を尽くしてしげるは安酒を煽り続けるドルカバ氏を励まし続け、まるきり打ち解けたわけではないが、当初あった蔑むような圧力はいつしか彼の中から消え失せていた。 「ほら、おれ、オモチャ持ってきたんだ!」 破れかぶれになりながら、しげるはカバンの中からトランスフォーマーの玩具を取り出す。 「ふぅん、よく出来てんな」好感触……とは言わないものの、ドルガバはそれなりに興味を示して「俺がガキだった頃、こういうのテレビでやってたな」 「ビーストウォーズ!動物が変形するやつ!」 「あー、多分それ」 それなりに打ち解けてきたのか、ドルガバはスタースクリームの主翼を弄りながら静かに微笑えんで「お前、いい奴だな。……ありがとな。慰めてくれて」 少し気恥ずかしそうに、言った。 (中略) 「オラッ!トランスフォームしろッ!」 饐えた臭いのする布団の上で、しげるはドルガバの足首を掴み、彼の脚をカエルのように押