女教官主シリーズのTC兄弟をお借りしました。 Side EH 「ねぇ、ねぇってば」 「待ちなさいロイ、今手が離せないのが見て分からないのか」 「……ふむ」 いつもの様に彼女に構ってとアピールするロイと、1度もそちらを見ずにあしらう彼女を見て、ふと気になった。 僕と兄さんの違いが分かる彼女は、僕とロイの違いも分かるのだろうか? 今は少し髪が伸びたからちょうどロイと同じくらいにはなっている。多分パッと見なら分からないだろう。声も、ほぼ同じだし。 当てられても、間違えられても、おもしろいことには違いない。 構ってもらえずにぶすくれている末っ子をちょいちょいと手招きし、つい先程思いついたことを耳打ちするとそれはそれは可愛い笑みを浮かべた。 服はさっきロイと交換した。髪型も長さの違いが目立たず、かつロイに見えるようにセットした。表情……は、自前で何とかなるだろう。 僕が浮かべたことのない満面の笑みで見守る"イーサン"がいる。――うわ僕あんな顔出来るの? 一瞬気が逸れたが、本題に戻ろう。 「ねぇ、構ってってば」 「だから私は……イーサンお前何してる?」 「「ワォ」」 凄いね。