とも子とベッドを共にした翌朝、しげるは股間に違和感をおぼえて布団を跳ねあげた。 「なんじゃこりゃー!」 とも子が目をこすりつつ、上体を起こす。 「うるさいなあ。そんなに騒ぐなよ。発明家キャラと寝たら股間がドリルに改造されているのは、よくあることだろ?」 「これってそんなによくあるシチュエーションなの⁉︎(というか、とも子って発明家キャラなのか…?)」 とも子は咳払いをした。 「ゆけ!しげる!オリンピックの強化選手(物理)として!そして金メダルを売った金で晶葉に理想のCVをつけるのだ!」 「なんで俺が…運動なんてゲームの中でしか、したことないぞ」 「ふふん。それでいい。古代ギリシャではじまったオリンピックは、戦争の技能と直結していた。今は空軍がゲームのトップランカーをドローンの操縦手にヘッドハントする時代だ。そう考えると、ゲームがeスポーツとして競技化されるのも当然かもしれんな」 とも子は一人でうなずいた。 「さあいけ!しげる!目標は石原慎太郎だ!」 「この股間のドリルはそのためかよ!」 後刻。都知事の知事室の壁(バンクシー訪問済み)がドリルで貫通され、小池百合子は悲鳴をあげた。