(長すぎてすみません、感想その2です) ハルとキャサリンの婚儀の裏で指輪の毒薬を眺めるルイの虚ろな目、怒りも恨みもなく諦念をたたえるだけの静かな目が、とても悲しいけど印象的ですごく好きです…!邪魔にならないよう自ら命を絶とうと考える、いじらしいほどの純愛がまた涙を誘います。そしてキャサリンの前で己の愚かさに涙するハルの姿にも泣けました。「なぜもっと早くこうしなかったのだろう」の後の大ゴマで描かれる二人の表情の対比がものすごく刺さります。こんな切ないことってあるかよ…!という気持ちで後書きを読みましたが、最後の最後に描かれた家の扉に人の姿があるのを確認してアー間に合ったんだーー!と胸がいっぱいになりました。よかった…幸せに暮らしてね…! 今回の御本は装丁がゴージャスで、表紙の箔や遊び紙に中世ヨーロッパの雰囲気が感じられてとても素敵でした。暗めの色合いで描かれた二人も肖像画のようで美しいです。セッカさんのセンスに魅了されております。 このたびは素晴らしい作品を届けてくださってありがとうございました。セッカさんのハルドー大好きです。これからも楽しみに応援しております!