く起き上がる高杉の目の前で、なんと、銀時は廊下に落ちた餅をパクリ。なんか違うけどうめーと漏らし、食いかけの半分を掴んで高杉の口に強引に押し込みます。柔らかくて甘くて、少し土の味がする餅は煮たからなのか旨い具合に口の中で解けるように緩くなっていきます。これは一体なんなのかと聞く銀時に、ホワイトデーだからと答える高杉。…そもそもホワイトデーの前の月にあるバレンタインデーは意中の相手にチョコレートを贈り、ホワイトデーはその相手に返事をする日でもあるのです(個人的見解です)。その事を知ってか知らずか、俺達からだと言われる銀時。桂が松陽に渡すべく立ち去ったのを見届けると、来年からはお前だけから欲しいと言います。お前からのチョコレートが欲しいと。意味を全く理解していない高杉は頷き、約束を守り戦争が終わるまで欠かさずチョコ餅を渡し続けました。年を重ねるにつれ歪さがなくなり、上品な甘さになっていくチョコレート餅。パチンコでボロ負けし、景品にチョコマシュマロを貰った銀時は甘ったるい味に、土の味がするチョコ餅を懐かしく思うのでした。もう二度と食えないあの子の作ったチョコレート。 お粗末様でした。