クロム氏は罪悪感があるところが好きです。自覚覚醒前後のギャップも好きです。若いときやんちゃしていたのも好きです。あの子以外には全然態度が違うのも好きです。ギャップの塊。紳士というメッキの下にあるものが多すぎて…さすがクロムメッキから名付けられただけあります。それがメッキだったとしても、美しい紳士の姿は彼の努力によって身につけられたものだと思うので、愛おしいなと思います。 クロムさんの関わり方、囲い方はすごく穏やかであたたかくて、そのぶん残酷な結末が待っていそうで好きです。友人として穏やかに過ごすところから交流が始まっているので、うまくやれば(実態はどうあれ)お互いに幸せな日々を過ごせるんじゃないかなと思います。ただそれはとてもおそろしいことで、ゆっくりじわじわ抵抗や疑問や隔たりを無くされているだけなので、なんというか……そういうところは人外強引パワーですよね。 その幸せがいろんなものの上に塗りたくられただけのメッキでも、二人が笑ってるならいいのかな…。桜の樹の下には死体が埋まっているといいますが、そんな感じの残酷な美しさがクロムさんと、彼の物語の魅力だと感じています。