こんばんは!前後の脈絡なく、突然作品のピンポイント感想をお送りしますことをお詫び申し上げます。 『recording.』拝読中、p74冒頭から始まる叙情的な風景描写があまりに素晴らしく、これはお伝えせねば!と唸りながら文字を書いております。吹き抜ける夜風の涼しさ、水面に写る対岸の光は漣に乗り、連なっては分かれ、揺らぎを繰り返す…。あたたかみのある色彩、夜の黒、昼の喧噪を冷ましていくような風の音…。あまりの情緒にハートを射抜かれ、思わず音読をしてしまいました。 暗い足元よりも水面に写ったライトを見ながら歩いていくジャスティン君が言いようのないほど好きで、ああ~~!とよく分からない声を上げました。実際に足を乗せている橋よりも、そこにあるようでない幻想的な光を頼りに歩くジャスティン君がとっっっても好きです。思考をはさまない無意識の行動だからこそ本質が見えると言いますか、クツツラさんの描かれる彼のどこか純粋でロマンチストな部分を感じてしまい、しみじみいたしました。彼は太陽に照らされても揺るがない人口の足元より、今ここにしか存在しない、美しい泡沫の光をまなざしていくんだな…。綺麗ですね……。