遅まきながら京都の新刊、拝読しました。自分は菫子の幼さ故の傲慢さがあまり好きになれずに今日まで来ているのですが、卯月先生が描写される彼女からは、彼女が抱えてきた孤独と重なるものが自分の中にもあるのだと思えました。またその彼女がコンフリクトを抱えながらも友人の巣立ちを許容できたこと、その喪失がシンギュラリティ・ポイントとなり彼女を彼女たらしめるもののひとつを得て、今に繋がってくるというシナリオ運びに、卯月先生の優しさと祈りを垣間見てじわっと温かい気持ちになりました。 あなたの祈りの物語が好きです。また、いつか紡がれる次回作も楽しみにしております。