『箱庭本丸の墓守』を拝読しました。サンプルを見て続きがどうしても読みたくなり、10/13にきっと手に入れる!と思っていた本でした。通販で手にとることができて嬉しいです。 サンプルにもあった1ページ目から驚いて引き込まれる導入で、徐々に明かされる鶴丸の事情と心情、今剣をはじめとした他の男士たちそれぞれの抱えるもの…とても読み応えがありました。長い時間の中で葛藤が固くまとわりつく諦観に変わってしまったような静かな鶴丸が、それを打ち破って最後にはああいう…かつて大倶利伽羅に薄気味悪いと言われたような笑いではなく、本心からの笑顔なんだろうと思えてほっとしました。それがまた、満開の笑顔という感じではなく悠然とした、というところが、この鶴丸らしいですね。 あのラストシーンがきれいで、鶴丸のその後や今剣たちのその後…というのは蛇足になるのかもしれませんが、なにかの機会に見られたら嬉しいです。 大事に保管して、また読み返したい1冊になりました。読めて嬉しいです。