「ジェフ。お願い、行かないで」 「とめないでくれ、サラ。俺もいつまでもしげるのほめて箱で怪文書を送っていたかった。だが、今月から文化放送で『にじさんじ』のラジオがはじまる。俺はハガキ職人に戻らなければいけない。今月のマンスリーパーソナリティは月ノ美兎だ。だが、いつかは本間ひまわりがパーソナリティになる。知っているだろう、本間ひまわりは…」 「ええ。彼女はあなたの高校時代の…」 「そうだ。俺が高校生のとき、好きだった同級生に似ている。そして、彼女に告白して手酷くフラれた俺は、女性に罵られると興奮する性癖になった」 「ああ。ジェフ…」 「どのみち、もうこのほめて箱に俺は必要ない。お悩み相談に送った怪文書も、ジャニーズ事務所に宛てたファンレターのごとく、読まれる前に捨てられたしな。じゃあな、サラ。あいつと幸せになれよ」 「私、待ってるわ。だからきっと、しげるのほめて箱に戻ってきて!きっとよ!」