長距離のバス移動はさすがにきつい。 サービスエリアでバスを降りたセーラは大きく伸びをし、身体いっぱいに空気を吸い込んだ。 身体の中が浄化されるような気がして心も気分も軽くなる。 怜はバスを降りたあと、ふらふらとどこかへ行ってしまい、 竜華も怜を追いかけてどこかへ行ってしまった。 「園城寺先輩はちょっと心配ですけど、清水谷先輩がいるから大丈夫でしょう」 セーラの隣に並んで浩子がそう口にした。 そうは言っても竜華もちょっと抜けているところがあるし ほうっておいたら時間までに戻ってこないかもしれない。 「一応迎えに行こう」 セーラは浩子にそう声をかけると二人が歩いていったほうへ向かう。 浩子も「そうですね」とつぶやくとセーラのあとをついて歩き出した。 しばらく探しているとベンチに座っている二人を見つけた。 同い年くらいの女の子たちと仲良さそうに話をしていた。 迎えに来てよかったかもしれない。本当に出発時間に戻れなかったかもしれない。 セーラはそう思った。 「バスが出るでー」 セーラは二人に向かって手を振る。 それに気づいた竜華と怜はベンチから立ち上がって戻ってくる。 つづく。