You/BB ふと、何かが指に触れる感覚で意識を浮上させた。 確か、マーヴェリックの“基地”に行ってくると出かけたのが2日前で。 何日泊まると言っていたっけ。 まともに働かない頭は、まだ睡魔と仲良く寝転がっていたい気持ちが強く。 体勢を変えないまま、ぐだぐだと考える。 また、指に何かが触れる。 一体、なにが? このまま動かずにいたら、なにか行動を起こすのだろうか。 そんな事を考えていたら、指に触れるなにかの面積が増えていく。 中指だけに触れていたものが、薬指に触れ、それから中指を通って、人差し指へ。 そうして、そっと握られた指に、つい笑みを零せば。 「……起きてるんだろ、――。」 遠く離れた“家族”の元へと向かった愛しい存在が、少し拗ねたようにそう言った。 「なぁ、俺、会いたくなって帰ってきたんだ。なのに寝たフリして、お迎えもなし?」 起きてるなら、俺に構って。俺を見て。 そう言いながら指先だけをそうっと握る彼に。 そうだな、手を引いて、ハグとおかえりのキスでもしようか。 それから、お前の“おじさん”と何をしたか、教えてくれよ。