「僕がルドガーさんのこと好きだってわかってて、あんなこと言ったんですね」 「え」 「やっぱりそうだ。ルドガーさんが僕のこと好きかもって浮かれたけど、そんなことありえなかった」 目の周りが熱くなる。 「え、え?」 遠くでルドガーさんの声がするけど通り抜ける。 「でも好きなんです。ぼ、僕はルドガーさんのことが、」 ふに。 唇に柔らかい感触がする。 るどがーさんがぼくにきすをしてる。 「え!」 唇が離れ、一旦止まった脳が状況を処理すると、ルドガーさんが、僕に、キスをしたと、顔に血が上る。え、え、だってルドガーさんは、僕のこと! 「俺も好きだ」 真剣な目で僕に告げるルドガーさん。全神経がルドガーさんの唇に向く。 「ごめんな。ジュードの中、俺だけになったらいいなっていう俺のエゴでジュードを振り回した」 夢じゃないか自分の頬をつねりたいけれど、夢なら覚めて欲しくないので動けない僕にルドガーさんは続けて言う。 「なあ、こんな酷い俺だけど、いいか?」 こんな都合のいいことってあるだろうか。もちろん、答えは『はい』だ。でも僕の口から出たのは。 「お友達からでお願いします・・・」 続く5