「そういえば、僕達付き合ってることになってるみたいですよ」 仕事終わりに寄った居酒屋で、共有の唐揚げに無断でレモンをかけながらそいつが言い放った。 「…………は?」 なので、こんな返答しか出来なくても俺は悪くない。 「なんか、一緒の調査に出るとほぼ必ず終わった後一緒にご飯食べてるし」 「おう」 「泊まり込みになるとほぼ必ず同室になるし」 「…おう」 「何かあるとお互いに相談する率が高いことから、お互いを1番信頼してる、イコール付き合ってる、って思われてるみたいです」 まだそんなに呑んでないのにキリ、と顬が痛む。 「…そりゃ誰が言ってたんだ」 「谷山さんをはじめ女性メンバー、そして今日はリンさんにも『いいバランスが取れてると思いますよ』なんて言われました」 大きなため息が出る。外堀を固めるどころか、外堀が勝手に固まってるとは。 「そんな訳で、瀧川さん」 んふ、と愛嬌たっぷり茶目っ気たっぷりにそいつが笑う。 「付き合っちゃいます?僕ら」 その後から翌朝までの記憶は無いけど、自室のベッドで健全に共に寝ていたので悪い結果にはなってないんだろう。 褒めてなくてごめんなさい。滝(→←)安でした