匿名参加ですみませんイラスト①より よくよく冷静になって考えてみると不思議な光景だった。炎司は目の前に座ってコーヒーをチビチビと啜っているホークスをジッと見つめる。初めて会った時、あれほど生意気な口を聞いていたホークスが今、自分の目の前に座って穏やかな表情で寛いでいる。あの時はこの若造に士気を高められた。決して気を緩めていたわけではないが、あの時から少しずつ炎司の周りに変化が生じていたようにも思える。全ては良い方向に。 今にして思えば、変化を生んだ陰にはホークスの姿があったようにも思う。全てを巻き込んだあの戦いの後、決して犯罪がなくなったわではなく、まだ、ヒーローという存在が必要とされる。ホークスが願う『ヒーローが暇を持て余す世の中』にはまだまだ程遠いが、きっとその時自分の隣には今と変わらずホークスの姿があるに違いない。炎司はそう確信して笑みを浮かべれば、ホークスが不思議そうに首を傾げた。 「どうかしました?エンデヴァーさん」 キョトンと見つめる蜜色の瞳。 よもや、自分が誰かを愛おしいと思う日が来るとは‥‥。炎司は自らの気持ちをも変えたホークスにそっと顔を近づけ、その唇にキスをした。