サイト内ネタ帳および8/27 21:35のツイ内容をお借りしました。 You/BB 雄鶏の鳴き声には種類がある。 「――、」 これは普段の、俺を呼ぶ声。基地やら酒場やら、まぁとにかく1番聞く機会の多い声だ。 まぁ、聞く機会が多いということはそれほど俺を呼んでくれている、というわけで。 このネタでからかってくる奴は数人いる。常に絶好調だと声高らかに告げる口角の上がりきった男だとか、男にも負けないほど気が強く、頼れる不死鳥だとか。 「なぁ、――、」 そしてこれは、恐らく俺以外にも数人しか、いやもしかしたら俺しか聞いたことがないかもしれない、声。 蜂蜜と砂糖と、それから、とにかく甘いものだけをどろどろに煮詰めたような。 声だけでなく、目や表情、態度。全てで好きだと伝えてくる。俺だけの、可愛い雄鶏となる時間。 「どうした?」 「呼んだだけだ、」 お前のこと見てたら、俺の方も見てほしいなぁって。 そう言って、暗いブロンドの髪をふわふわと揺らしながら、溶けたチョコのような目を俺に向けて。 あぁ、お前が囁く愛は夜明けだけじゃないのか。 今日も俺は、雄鶏からの愛で腹を満たす。