「お、おはよう!」 陸上部の朝練を終えた乙倉から挨拶をされ、同級生は戸惑いつつも返すことができた。 前の席を通る時、乙倉自身の汗と制汗スプレーが化学反応を起こして生まれた香りが、健康な男子中学生の股間を、生理現象以外で刺激する。 胸は同級生と比べても平均レベルだが、健康的な足とやや大きめのお尻を夜の友にして、彼も基礎訓練に励む多数の男子の1人だ。 (わざわざ俺に挨拶するってことは、やっぱ乙倉って俺のことを……) 小学生から中学生に上がり、異性との接点が少なくなったにもかかわらず投げかけられる言葉に対して、まるで自分は選ばれた特別な人間なんだとばかりに、乙倉との交際・そしてその先へと思いを馳せる。 朝礼までに収まれと、自分の相棒に対して強く言い聞かせながら。 ――― 「でねっ、その男の子がジーッとお尻見てくるのっ♡ 怖いなぁ……勘違いして体育倉庫で押し倒されたら、きっと抵抗できない状態で、腰をへこへこってキミ専用のお尻に擦り当てられちゃうよぉ……あんっ♡」 放課後。 幼馴染の男の子に朝の一件を報告し、嫉妬させることで今日も激しく交わる乙倉の姿が。 ……なんてどうでしょう先生