あなた自身に生得的に備わったモータリティがあなたをより魅力的にする。 いわゆる「有終の美」のような、ありきたりの言説を述べているのではありません。あなたの発する言葉から、纏う空気から、かすかに香るスパイシーな有限性(あるいは人間性)に、私は強く惹かれているのです。砂時計のオリフィスからしずかにこぼれおちるきらきらした鉱石の粒としてのあなたの文化、生活、思想。その様子をうっとりとながめては嘆息する人のなんと多いこと!あなたのことだから、きっとそのこともよくご存知なのでしょう。私もそのひとりです。 この文における「あなた」という言葉をすべて「人間」に置き換えてもよいという脆弱をどうか許してください。