眼鏡のインターハイ回、想像以上にガチのスポ根っぷりでめっちゃ興奮しました。頁数としては全体の三分の一ほどでしょうか……それでも正直私にとってはこの作品の中で最も好きな話です。私は恥ずかしながらテニスに関しての知見は殆ど皆無なのですが、細かい技術などの名称や景観の描写などが大変緻密で、展開の熱を上げていたように感じました。その展開も文字通り手に汗握るもので、まさに惹き込まれるというような感覚に陥りました。眼鏡が自身に抱くコンプレックスや、それを乗り越えて強敵とラケットを交える中での心情描写が本当に素晴らしく、共感とはまた違うかもしれませんが心にダイレクトに響くようでした。試合中の描写のスピード感、緊迫感も凄まじく、読み手でありながらまるで自分が固唾を飲んで試合を見守る第三者であるかのように錯覚しました。そして極めつけは、やはり飲み吹きさんの漫画。本気で驚嘆しました。小説の勢いと完全にリンクし、諦めかけた眼鏡を誰よりも激励する18狼とそれにプレーで応える眼鏡という、ゲームの展開の要でもあるシーンには涙せずにはいられませんでした。すいませんまた収まりそうにないので続きます、ごめんなさい……。