202X年。魔法のような科学技術が発達しても現実はなお過酷さを増し続ける時代。公営の福祉施設ではVR体験によるメンタルセラピーが行われ、人々は月1回3時間の白昼夢を支えに残りの30日間を耐え忍んだ。多重下請け構造の末端で、一人の社畜がVR福祉データに小さな「仕掛け」を作っていた…