「知ってるか?復元された恐竜はメス同士で繁殖できるんだ」 「むー!むー!」 誘拐犯はしげるに語りかけた。 「俺は『百合シック・パーク』を作る!『わたモテ』の8巻からみたいな女の生態系を閉じこめた自然公園だ」 誘拐犯はしげるの口からガムテープを剥がした。 「俺は『ジュラシック・パーク』で言うなら誰だと思う?ヒント:メガネ」 「え…?車で襲われるデブ?」 「数学者のイアン・マルコムだよ!俺は女の関係性の天才だからな!」 誘拐犯はしげるに囁いた。 「しげるには俺と『百合シック・パーク』の保護種の第一号になってもらう。俺たちはネモゆりだ。知的な俺がゆりちゃんな。ほら、言ってごらん?『最近さー、私の中で本音で話すのが流行りだから聞いちゃうけど、田村さん私のこと嫌い?』」 「ひィッ!」 しげるの周りでは、大勢の全裸中年男性が『百合シック・パーク』の保護種になるべく、それぞれの台詞を練習していた。