朝、しげるが目覚めると、布団の中に人の体重と温もりを感じた。 (夕べは猫を布団に入れて寝たけど、猫にしては妙に大きいな……) 寝惚けたまま疑問に思うしげるに、人の声が囁いた。 「ニャオ〜ン」 しげるが寝返りをうつと、布団の中からベニチオ・デル・トロが見返してきた。 「ニャオ〜ン!」 「人間になってる〜!」 「ニャ!ニャ!」 デル・トロはしげるに猫パンチをくり出した。 「しかも、『トラフィック』や『ボーダーライン』じゃなくて、『ザ・ロープ』のひょうきんなデル・トロだと〜⁉︎」