提督「警察はどうだ?軍とはまた違うだろ」 日向「ん…悪くはない、良くもないがな。例の銀行強盗団を追ってる」 提督「俺じゃないぞ」 日向「はは、何千万も奪って元部下と二人慎ましく借家住まいはありえないよ」 提督「だろ?」 日向「でも黒幕だったりして。だって犯人は」 提督「……」 日向「縄張り争いが大好きなウチですらこの事件は憲兵に押し付けたがってる」 提督「殉職者に耐えかねたか、二桁」 日向「それもある。もっと大きな理由は、燻ってる元軍人層を刺激したくない。凶悪犯は大戦の英雄たちでした、そんな社会に誰がした、退役どころか現役も同調する、そっから先は混沌さ」 提督「だったら満足な恩給を出してやればいい」 日向「鞭すら買う金が無いのに飴なんか買える訳がない。一件目の時、SWATが到着したのは警報から三時間も経った後だ。軍の問題は軍に引き取ってほしい、ウチは矢面に立ちたくない、上はそう言ってる」 提督「どこも同じだな」 日向「フゥー……事件以来、同僚の私を見る目も変わったよ。前は兵隊あがりのネーチャンぐらいの感じだったけど、今じゃ明らかに皆怯えてる。……っ、今のは聞かなかったことにしてくれ」