サイト内ネタ帳よりお借りしました。 You/PM 「ぁ゙、……っぐ、はっ、ひゅ、」 最初は、こいつの死に急ぎ癖を軽減するため。ただそれだけだった。少しでもこの世に長く居てくれるように、たとえそれが俺の横でなくてもいいから、と。届かぬ祈りをこめて、今日もまた彼の気道を狭めながら行為に耽った。 それでも、悪癖が良くなる素振りなんてなくて。やりたくてやった行為というわけでもないから、自然と彼の元に向かう頻度は減って。 それから数十年経って、偶然再会を果たした彼からそっと明かされた内容は驚愕の一言では言い表せなくて。 「言われなくてもちゃんと帰ってくるし、今なら僕を独り占めできるが、どうする?」 あの頃と変わらない笑顔で俺に問いかけた言葉は、きっと今だけの話なのだろうとそう思いながらも頷いて。 あの頃よりも大切に扱った次の日、何も言わずに離れようとしたところをいつの間に目を覚ましたのか腕を掴んで「誰も〝一晩だけ〟なんて言ってないぞ」だなんて。 俺にぎゅうぎゅうと抱きついている彼がどんな顔をしていたのか、何を思っているのか。わからないけれど、彼が生きているならいいと、そう思った。