鬼滅の回想やモノローグ、過去の情報だけでなく回想者の価値観や認知の傾向なども得られる所が美味しいと思っているのですが、玄弥の兄ちゃんの回想の中の玄弥が、遠く淡い光の中でぽやっと佇むお行儀よく両手を揃えた困り眉のちんまいピクミンなのが、こう、フフッとなりつつも兄ちゃんフィルターだとこうなるんだなーという発見と、彼の中の弟の「守るべき幼い弟」感が感じられるというか、 兄ちゃんも理性では自分と同じくらいでっかく成長した弟を捉えてると思うのですが、感情では自身のなかの弟象をうまくアップデートできていなくて、それが179話の「兄ちゃんが何とかしてやる」というまるで幼い弟に言い聞かせている子供時代のやりとりのような言葉に現れている感じがしました。 長くなってしまったのですが、兄ちゃんは玄弥を平和な世界でちゃんと幸せを得たり誰かに与えたりできる人間であるという信頼とはまた別に、どうしたって守らねばならぬ幼い弟感が最後まで抜けきらなかったんだな..それが余計きつめの言葉や行動に繋がってたんかなと思ったりしました。