<三日月と小狐が泣いた真相> 容疑者の供述 鶴「俺は無罪だ!さっきまで光坊と厨にいたぞ!」 証人喚問 光「確かに鶴さんは厨にいたよ」 伽「あぁ、昼飯用の唐揚げをくすねていた」 光「……なんだって?」 《雷の気配を察知》 鶴「それに、ごんぎつねはお前がどっかに隠してたろう?手袋って言ってたなら、そりゃあ『手袋を買いに』じゃないか?あの絵本なら粟田口にあった気がす…うわぁ!光坊!ちょっと待て!」 光「味見係は小さい子だけって言ったでしょう!」 鶴「わ、悪かった!つい!」 粟田口部屋の家宅捜索 一「その本でしたら確かにありますよ」 秋「さっき一緒に読んでました。その時に、この手袋屋さんが悪い人だったら『七匹のこやぎ』の狼の最後みたいになったかもしれないので、優しい人で良かったですねとお話ししました」 五「こ、これが『七匹のこやぎ』です」 つまりは想像で怖くなったと。 お前の兄は、手を間違えるような粗忽者ではないし、小狐もそこまで阿呆なことはせん。三日月もいることだし。 光「解決した?ふたりとも、泣いたら疲れただろうと思って、あんみつを用意したよ。お兄ちゃんたちと一緒に食べてね」