知識量だとか発想だとか夜鷹だとかはなんかもう色々な人が言ってそうなのでちょっと違う視点から踏み込んでみようと思うんですけど、産み落とす文の一つ一つが滑らかで美しく、きらきら輝いている感じがするけれど、それだけでなく人間の歪さや仄暗さも感じさせられて凄いと思います。曲にすると普段的には緩やかで静寂なるクラシックバラードのような文章だけれど、佳境に入ってくるとパイプオルガンの鳴り響く荘厳な聖歌へと徐々に移り変わるようなイメージがあります。ついでにギャグの時は気の抜けたような音の音楽のイメージがあります。ほら、笑点のテーマみたいな。色にすると乳白色みたいなイメージがあります。白だとか、黒だとか、そんな誰にでもわかる簡単で単純で明確な色じゃあなくって、何処か不安定で、奥が深い、濁った綺麗な色。柔らかいけど触れたら脆くも儚く崩れてしまいそうな、そんな繊細な雰囲気。乳白色の細身の文字が、静かな、はたまた厳かな曲に合わせて、跳ねて回って踊っているようなイメージ。そんなイメージがあります。私の中で。静絽さんの文章は繊細でいい意味で(人の美しさと歪さを兼ね備えてる感じ)不安定に見えて、綺麗で好きです。