セイレーンに対抗する手段が見つけられ無いまま兵が死に行く時代、ある特殊部隊員が地中海の作戦で四人の姉妹を助けた。 その結果、セイレーンに「対応」出来る者達を犠牲に、姉妹は平穏とは言わないものの、「当時」の日常を取り戻し、彼は責任を取り部隊を除隊する事となった。 別れる際、赤髪の長女にこう言った 「妹を守れる心の強さを持ちなさい」 ある意味呪縛の様な言葉と共に、KANSENへと身を投げた彼女の誤算は、姉妹全てが彼女に続いたこと。そして彼女達の指揮官が彼だった事だった。 --------------------- 一目惚れで、でも薄汚れていたから?痩せぎすだったから?顔すら覚えられていない。だが数年来の激しいほどの慕情は私の心を焦がし、しかし鉄面皮とも言えるほど、変わらない笑顔で「指輪を付けた」秘書艦を連れた私は彼にこう言うのだ。 「指揮官、会えて嬉しいわ」 多分その時、私は初めて女性の顔をしていただろう。 ってどうですか?