『人間失格』の最後 となればあとがきのディテールに関しての絶望でしょうか。 送り主からすれば自分の知らないうちに……しかし暗黙に了承したうえで(バーのマダムともあろう人物がこんなお誂えむきの不遇不運を胸に秘めておくわけもありません)「あれでお酒さえ飲まなければ、いいえ、飲んでも、……神様みたいないい子でした」と適当いわれているわけですから、やるせないです。 「いい子でしたよ。酒さえ飲まなければ。」と失望をあらわにされて終わったほうがいっそ気が楽かもしれません。見放してもらえない閉塞感は見放されることでは解消されない(そのときはシンプルにかなしい)ので、こういう八方塞がりの状況は想像するだけでかなりイヤになりますね。イヤーッ