婚活を決意したしげるは、30代のオタク限定の街コンに参加した。同世代の太縁メガネのロングヘアの美人と話が合ったしげるは酒が進み、気づくと意識を失っていた… しげるが目を覚ますと、そこは地下室だった。黒いレザーのビキニパンツだけを身に着けた中年男性が立っている。毛の生えた下腹が大きく突きだしていた。 「だ、誰だお前は!」 「僕はヒューマギア。腹筋崩壊太郎Ver.2だよ!」 そう言って男は耳に付けたアンテナ型の機械を見せた。 「なに言ってんだ。それも作り物だろ!」 男はくぐもった笑いをあげた。 「『To Heart』のマルチのアンテナも、人間との区別がつくようにするためのもので、取外しができるんだ。…ここで30代オタクの親睦を深めるための『To Heart』クーイズ!マルチの電源は?」 「え?」 「時間切れ!答えはリチウムイオン電池と、予備電源の水素発電だよ!そのために水素タンクも搭載しているんだ。マルチの出す体液は水素発電の副産物の純水なんだよ。だからマルチのおしっこは飲めるんだ」 男は紙コップをしげるに近づけた。 「罰ゲーム!僕のおしっこ一気飲み。安心して、純水だから」 「ひィー!」