2011年春のことです。家族と家を失い、貯金が尽きたら首を吊ろうとしていた自分は終末系ゲームのスレッドで見た「Dote up cat」のムービーが頭から離れず、当時中古でフルプライスだったにもかかわらず「ネコかわ」を購入しました。フェイの他人を信じられない様子だったり、トゥルーの、突然襲い来る理不尽な厄災だったり、どこか自分と重なるところがあり、edを迎え、どうしよう、自分も何かを為さなければ、と思いました。それからも様々なことがあり、あまり良いことは無かったのですが「ネコっかわいがり」という作品、「フェイ・マクリントック」という人物は寄り添うように自分の心の中に根付き、今日、なんとか生きてる自分がいます。ゲームは命を救いませんが、私は「ネコかわ」をプレイして、理不尽に抗うアリス先生を見て、自殺という一線を越えました。時間の経過で持ち直した今でも「ネコかわ」は自分を構成する作品になっています。「きみはね」の浅生文ちゃんが海と波の血縁だとわかったときはサプライズプレゼントを貰ったみたいに嬉しかったです。「ネコかわ」を書いてくれて、ライターを続けてくださって、本当にありがとうございます。